ボールペン

このボールペンは数年前に彼女と京都の碁盤の目のどこかをぶらぶらしていた時にたまたま入った輸入家具屋さんで買ったボールペン。
千円未満という微妙なラインのボールペン。それほど使いやすいわけでもない。
その時はボールペンが必ず必要という状態ではなかったし普段から文房具に対してのこだわりも持ってない。なのでボールペンは自分にとって何かのついでに買うものです。
なぜ購入したのか。しかもボールペンのみを。
それは、店の雰囲気が良かったのとデートによる高揚感とポケットの小銭と楽しかったという記憶を形に残したい気持ちが微妙な配合で入り混じってボクをレジに向かわせたのだと思います。
思い返せば単なる乙女的な衝動買いです。プレゼントではなく自分の為に買っているのが更に痛い。

その乙女的買物による恥じらい(味覚表現するなら甘酸っぱい)が20%ほどブレンドされたボールペンはずっと失くならずに(こだわりがないので愛着もなくしたがってよく失くすにもかかわらず)現在も使っています。