コーヒーを選ぶ

コロンビア・グアテマラの新しいサンプルをコーヒープレスで味見という業務内容。
ハウスブレンドなどのベースにもなりうるコーヒーなので慎重にテイスティングです。
味覚情報はもちろんコストパフォーマンスや現在のストックや認証制度の有無など色んな条件を重ねていく。

当然のことながら、わがまま言い放題なので全ての条件を満たすものは少ないです。
どれも一長一短で選べない。
買い物や人選でもこんな場面が世の中には多々あるはずです。
そんなどこにでもある悩みがこのコーヒー屋にも起きます、頻繁に。
そうこう考えているうちに頭はフリーズしてしまう、頻繁に。

真夏だったら頭がおかしくなっていますが、今日は幸いにも新緑の季節。
焙煎所の周りを一周しましょう。
そしてミニバナナの木に水をやりましょ。
もう用事もないのに焙煎所の周りを何周もまわってみましょ。

5月は爽やかすぎる。
だんだん思考もまわってくる。

はい、決めました。
というか決めるポイントを決めました。
「美味いかどうか」というシンプルな第一印象を決め手にします。

どうか平凡な結論に怒らないでください。この情報化社会、選ぶ能力が重要なのはわかっています。最初から出ていた答えです。くだらない時間を過ごしたとも考えれます。

ぐるっと一周。必要な遠回りもあると言いたいだけなんです。